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特殊外来

特殊外来について

鈴木耳鼻咽喉科・アレルギー科医院ではさまざまな病気を専門的に治療する特殊外来も診療しております。

スギ花粉症外来

一般に症状がでてから病院を受診し、治療を受ける患者さんが多いのが実情です。しかしそれでは薬の効きが悪く、より効果の強い薬を処方するため眠気などの副作用が強くでてしまいます。そこで症状がでる前から薬を内服し、点鼻薬を使用することにより快適に過ごす治療を初期治療と呼びます。しかしすべてのスギ花粉症患者さんに対して同じ治療を同じ時期から開始するわけではありません。スギ花粉症は次の4つのタイプに分けられます。

当院ではスギ花粉症の患者さまを下記の4つのタイプに分類し、個別登録を行い適切な治療を行います。
平成14年から延べ5万人以上のスギ花粉症の患者さまにこの治療を行い、スギ花粉の季節中に日常生活が支障なく過ごすことが可能となり、十分な治療効果を得ています。

Aタイプ 症状が早くでるが(2月中から)さほど重症にならないタイプ。
Bタイプ 症状の出方は遅いが(3月の卒業式などの後から)、いったん症 状がでると重症になるタイプ。
Cタイプ 症状は早くでて(2月中から)かつ重症になるタイプ。一番つらいタイプ。
Dタイプ 症状の出方は遅く、かつさほど重症にならないタイプ。一番楽なタイプ。
  • Aタイプ、Cタイプの方は2月上旬に内服薬を開始します。
  • Aタイプの方は内服薬だけで十分予防投与効果が得られると思います。
  • Cタイプの方は鼻がむずむずしてきたら、内服薬に加え点鼻薬を毎日きちんと点鼻します。点眼薬は痒いときに適宜点眼します。
  • Bタイプ、Dタイプの方は2月下旬ごろから内服薬を開始します。
  • Dタイプの方は内服薬だけで十分予防投与効果が得られると思います。
  • Bタイプの方は鼻がむずむずしてきたら、内服薬に加え点鼻薬を毎日きちんと点鼻します

点眼薬は痒いときに適宜点眼します。

2月から3月は年度末にあたり、また入学試験や各資格試験の時期に当たります。うっかり市販の薬を飲んでしまいその副作用の眠気で実力が発揮できなくては大変です。適切な治療により確実に症状を軽くすることが可能ですので気軽にスタッフにお尋ねください。


■スギ花粉症に対する舌下免疫療法

スギ花粉症に治療のひとつにアレルゲン免疫療法があります。アレルゲンを含む治療薬を舌の下に投与し、自宅で服用できるようになりました。1日1回少ない量の治療薬から服用を開始し、その後維持量を数年間にわたり継続して服用します。

正しく治療が行われると、長期にわたり症状が押さえられる効果が期待できます。完全に押さえられない場合でも、鼻や眼の症状を和らげアレルギー治療薬を減らす事ができます。

毎年春が来るのがスギ花粉症のために憂鬱に感じている方は、治療は数年かかりますが唯一治る可能性がある治療法ですので、お薦めいたします

禁煙外来

現在、禁煙補助薬の製造が中止になっている影響で、禁煙外来は一時中止しております。
平成20年から主に禁煙治療薬による禁煙外来を開設しました。タバコの煙には200種以上の有害物質が含まれています。それによりタバコを吸う方は吸わない方よりも余命が10年も短くなるデータがあります。タバコは肺がんや様々ながん、脳梗塞、心筋梗塞、糖尿病、気管支喘息、うつ病などの原因になります。

加熱式タバコにもニコチンが含まれており、紙巻きタバコと同様に様々な有害物質が含まれていますので、加熱式タバコなら良いという科学的根拠は全くありません。

治療期間は約3ケ月で、健康保険の適応になりますので3割負担の方で13,000円から20,000円程度です。1箱500円以上、1ケ月でタバコ代が10,000円以上かかる事を考えれば、金銭的にも禁煙治療を行うメリットは大きいと言えます。近年、社会的にも禁煙が推進され喫煙者はますます肩身が狭い傾向にあります。さらに街中に灰皿が置いていないので、どこでタバコを吸ってよいのか分かりません。禁煙すれば灰皿を探す必要がないので、精神的にもかなり楽になります。

禁煙に成功すると味覚・嗅覚が敏感になり食事がとっても美味しく感じるようになります。また自分では気がつきませんが喫煙者は、衣服や髪の毛にタバコのにおいが付き、いわゆる“ヤニくさい”ので周囲から不快に思われている事が多いのが実情です。当院での禁煙成功者は百数十人を超えています。健康や体調に不安を抱えながらも禁煙ができずに、吸い続けている方は是非ご相談ください。

口臭外来

朝起きたときに、自分の口臭に気づいたことはありませんか。口臭に気づくと話し相手に迷惑をかけていないかと心配になることがあります。歯科・口腔外科を受診し歯周病がない場合に膿栓の貯留を疑います。膿栓はのどの奥から出てくる小さな塊で、指でつぶすと悪臭を放つことから「くさ玉」とも呼ばれています。膿栓が扁桃腺の中や舌の根元に貯まると口臭を感じることがあります。

当院ではのどに何となく違和感を感じたり、口臭を感じ受診した患者さまに対し膿栓を除去しております。膿栓が除去されると直ちに悩んでいた口臭から開放されることがあります。歯科・口腔外科とも連携しておりますので、口臭で悩んでいる方は相談してください。

性感染症外来

最近泌尿器科、婦人科領域のクラミジア、淋菌感染症が増加しています。特に10代を中心に若年化が目立っています。耳鼻咽喉科領域でも咽頭・口腔内クラミジア、淋菌感染症が増加しています。特徴的な症状がないため、何となくのどがいがいがしたり、違和感を感じるだけの場合もあります。婦人科、泌尿器科領域のクラミジア、淋菌感染症が認められた場合、のどにも感染が認められることが多いので注意が必要です。

婦人科、泌尿器科の検査で陰性でも、のどから陽性に出る事が多くあります。簡単な検査で診断がつきますので、症状に心配な方は迷わず相談してください。受診の際は問診表(ダウンロード)にSTD検査とだけ記入してください。プライバシーに配慮し、問診、診察いたします。

睡眠時無呼吸症候群

いびきがうるさく、家族から睡眠時に呼吸が一時的に止まっていると指摘されたことはありませんか?
時間的には7~8時間と充分に寝ているのに朝起きたときに寝たりないと感じたことはありませんか?
昼食後に急に眠気を感じる、自分のいびきで目が覚める、起床時に頭痛を自覚する場合は睡眠時無呼吸症候群を疑います

当院で問診と鼻や喉に異常がないか診察します。
そこで睡眠時無呼吸症候群が疑われた場合、検査メーカーと協力し診断に必要な簡易検査を自宅で行います。この検査で睡眠中の呼吸状態を調べ、さらに詳しい検査が必要かまたはCPAP療法の適応になるかなどを精査します。

我が国でも200万人が有症状の睡眠時無呼吸症候群に罹患していると報告されており、無症状の方を含めるとこの数倍の患者さんがいると推測されます。若い年代でもあごの骨が小さい方や歯並びが悪い方は舌の収まりが良くなく、いびきをかいたり朝起きた時に喉が渇いている方は、睡眠時無呼吸症候群の予備軍の可能性があります。いびきをかくことに対し自分だけで悩んでいる方が多いのが現状です。CPAP療法以外に重症度に応じ、マウスピースを装着し症状が軽くなる場合もあります。受診の際は、特殊外来の欄に“いびき”と記入してください。

補聴器外来

補聴器の重要性について

東北大学大学院医工学研究科/医学系研究科(兼)教授
川瀬哲明先生監修

家族や友人と話している時に、「何か話しかけられているな?」と思っても何を聞かれているか分からず何度も聞き返したり、適当に返事をしてついつい愛想笑いでごまかしたことはありませんか?

→実はこれが認知症の危険因子のひとつになるのです。

2017年に国際アルツハイマー病会議において「難聴」は高血圧、肥満、糖尿病などとともに9つの危険因子の一つに挙げられましたが、その際「予防できる要因の中で、難聴は認知症の最も大きな危険因子である」という指摘がなされました。

そこで適切なトレーニングを行って補聴器を上手に利用すれば、「聞こえ」は大きく改善します。
ネット通販や市販で補聴器をご購入する前に当院にご相談ください

補聴器購入までの流れについて

  1. 当院院長は、日本耳鼻咽喉科学会が認定した補聴器適合判定医、補聴器相談医です。
    当院では一般の診察を行い、耳垢栓塞や中耳炎の有無を確認し、聴力検査や言葉の聞き取り検査などを行った上で、補聴器の適応になるか診断します。
  2. 補聴器を購入する際は、提携する認定補聴器技能者が常駐する認定補聴器専門店を紹介します。補聴器の無料貸し出しを行いその後、各個人に合わせた微調整を行います。機種を決めた後も補聴器適合検査を定期的に行い、補聴器装用の効果を客観的に判断します。補聴器は、眼鏡や義歯のように何回も調整し体の一部になるまで使いこなすことが大事です。
  3. 補聴器の購入に際し補聴器適合に関する診療情報提供書を作成しますので、医療費控除の対象となります。
    補聴器を先に購入してしまった場合は対象になりませんので注意が必要です。
  4. 難聴の方の脳は、補聴器から伝わる音を「うるさい」と感じてしまいます。そこで、適切に調整された補聴器で聞き取りに必要な音量を聞き続けられる脳に変化させるトレーニングが重要になります。その後も補聴器によりどの程度聞こえが改善されたかを定期的にチェックします。
耳鳴の治療について

当院では補聴器による耳鳴の軽減に取り組んでいます。
予約制となりますがTRT(耳鳴り再訓練療法)と呼ばれる治療法です。
(1)耳鳴りについての理解を促すためのカウンセリングと(2)音響療法の二つを組み合わせて行います。

喉頭内視鏡外来
(喉頭がん・下咽頭がん、むせ・誤嚥)

最新の電子内視鏡で、鼻腔から上咽頭、中咽頭、下咽頭、喉頭と観察します。
一般診療では観察しにくい上咽頭、下咽頭、喉頭の観察が容易になります。

のどの症状(咽頭痛、飲み込みにくさ、かすれ声)があり、特にタバコを吸っている方は、喉頭がんに注意が必要です。

喉頭内視鏡検査

癌(咽頭がん、喉頭がん)のほかに、ポリープ、反回神経麻痺(声帯麻痺;声が出しにくい)などを診断します。
喫煙歴(タバコ)、飲酒歴がある方、飲酒すると顔が赤くなりやすい方(アルコール分解能力が低く、がんのリスクが高い可能性を指摘されています)、喉頭がん/下咽頭がんに罹患したご家族がいる方などに検査をお勧めしております。

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